感動ウェッジ試打「フォーティーンFR-5」編【新作ギア選び隊】

フォーティーンから、アマチュアゴルファーのニーズに応える新たなスタンダード・ウェッジ、「FR-5」が5月17日に発売された。                                                                                                 スタンダートとは、やさしさと操作性を絶妙に両立させた一本=「FR-5」としているからで、リニアな操作感を追求した「FRZ」と、完全自動的なやさしさを提供する「DJ-6」の中間に位置するウェッジとしている。                                                                    

「本当に役立つクラブ」を追求しているフォーティーンは、競技経験者を含む多くのアマチュアからの実戦的ニーズを反映し、誰もが“シンプルに狙える”操作性を「FR-5」に込めたという。

ウェッジ選びは奥が深い。そんなイメージが先行するため、アマチュア――特に初心者は、打って打って打ちまくって自分をクラブに寄せていく作業になりがちだ。かくいうGOLF BROS.編集部イナもそうであった。

目次

クラブにできることはクラブに任せませんか

今回、フォーティーンのリリースを読んで一番刺さったのが、「クラブにできることはクラブに任せませんか」だった。巷の量販店に行って、このフレーズでおススメされたことは記憶にない。刺さるし、とてもグッときた。                                     フォーティーンは、やさしさというクラブの補助輪機能をクラブに込めることで、苦手克服の目的だけに終わらず、得意スキルのサポートを促せるという考えを持っている。今回は、「補助輪機能=やさしさ」がなんなのか、自分の肌で感じるために、試打クラブを用意してもらった。

「FR-5」※右用

ロフト角:56°、ライ角:64°、体感バンス角12°、シャフト:N.S.PRO TS-114w_Ver2 スチールシャフト(重さ:125g、クラブの長さ:35インチ、バランス:D3)、総重量:468g                          

「DJ-6」※右用

ロフト角:56°、ライ角:64°、体感バンス角18°、シャフト:N.S.PRO TS-114w_Ver2 スチールシャフト(重さ:125g、クラブの長さ:35インチ、バランス:D3.5)、総重量:469g        

用意してもらったウェッジは、2本。新作「FR-5」とお助けクラブと定評がある「DJ-6」。また、バンス角ではなく「体感バンス角」としているのは、『実際の数値は公表してないこと』『角度(数値)はあまり気にせず、シンプルに「打ちやすい」と感じていただきたいソールとしていること』からのネーミングのようだ。スペックマニアの人ではなくても、この予想外の説明には、ただただワクワクを通り越してゾクゾク感があった。 

補助輪機能=ユニバーサルソール                                       

リーディングエッジ側に設けたバンパー形状と、幅とボリュームがありつつも程よく角度を抑えたソール形状により、リーディングエッジの入れどころに寛容を持たせミスへの強さを持ちつつ、フェースを開く等のテクニックにも対応できる万人向けのソール形状。つまり、このユニバーサルソール=補助輪機能が新作に込めた技術と思い、試打することにした。

試打-編集部イナの感想

試打は、マイウェッジ(シャフトModus105・フレックスS、ロフト56°、バウンス14°)、「FR-5」、「DJ-6」と10球づつ、各クラブを打ってみた。各50球程度の試打である。                                          

個人の感想と前置きして、30ヤードの球筋が違ったのが、「FR-5」だった。飛球線が上がった分ランが少ない。実は、これは60ヤード~70ヤードも同じだった。ランが少ないということは、練習場のグリーン上に止まる、悪い時でも残るのである。これはとても嬉しい瞬間だった。自分なりに分析すると、クラブのバンパー(受け部分)が緩やかになっている=補助輪機能があることで、ボールと芝の間にやさしく刃(楔)を入れやすい、というかヘッドが思った以上に上手に抜けてくれるので、思い切って球を打ち込んでいける感じなのだった。                                                                                                               また、「DJ-6」よりも自分には構えやすく、『あまり気にせず』打てるのは「FR-5」だった。蛇足ではあるが、ミスをすると『あまり』感がなくなる分、構えも含めて、相性など、チェックする箇所は多いのかもしれない。  

少し腹落ちしたこと。①マイウェッジのシャフト重量が106.5gであること。②マイウェッジと「FR-5」のグリップはバックラインなし、「DJ-6」はバックラインありであること。3本のウエッジが同条件ではないため、正確にヘッドだけの対比とはいかなかったようだ。このように、マイクラブを知ることは、色々なクラブに出会うことなのかもしれないと感じた。そして、少しでもクラブの補助輪機能に任せて、まだまだ山積している自分の他の課題に取り組んだ方が今風なのかもしれないと思った。クラブが進化したと言葉や理屈で知った気になっていてはダメで、アップデートする姿勢は、実際に試してみるにかぎるのかもしれない。その点、今は量販店でも、メーカーでも試打させてもらえる場所はたくさんあるので、試打してアップデート、特にゴルフを始めたばかりの読者の皆さんにも提案したい。「クラブに仕事をしてもらって」楽しくゴルフをラウンドしましょう。(了)     

「FR-5」製品仕様

■素材・構造:軟鉄一体鍛造製法(S20C)
■仕上げ:パールサテン仕上げ、ダイヤモンドブラックサテン仕上げ
■価格:¥30,800円(税込)

デビューキャンペーン開催

「FR-5」の発売を記念して、購入者対象のキャンペーンも実施。応募者の中から抽選で140名様に「フォーティーンオリジナルTシャツ+TOUR TEE」が当たる。
【キャンペーン詳細】https://fourteenmagazine.jp/article/detail/?id=317

オフィシャル動画

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■フォーティーンの哲学も公開中
FR-5 開発ストーリー 前編
FR-5 開発ストーリー 後編

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