男子ジュニアと地域活性を目指す「GOLF VISION CUP」

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7月29日(火)、千葉・ミルフィーユゴルフクラブにて開催決定

2025年7月29日(火)、千葉県プロゴルフ会(会長:新井真一)が、「2025千葉チャンピオンシップ GOLF VISION CUP」を開催する。会場となるのは、千葉県長生郡長柄町に位置するミルフィーユゴルフクラブ。男子プロ、研修生、アマチュア、そしてジュニアまでが出場するオープン競技として、ゴルフ界の未来と地域の活性化を担う一日となる。

千葉県プロゴルフ会が目指すもの

本大会を主催する千葉県プロゴルフ会は、所属する男子プロ98名の技術向上や交流の場を創出する活動を展開。県内のゴルフ関連団体と連携しながら、ジュニアゴルファーの育成やチャリティー活動を通じて、地域に根ざしたゴルフ文化の普及を目指している。

男子プロの試合機会が年々減少している現状において、本大会は若手からシニアまでのプロが集い、貴重な競技の場としても注目を集めている。

男子プロゴルフの課題と千葉からの挑戦

男子プロゴルフ界は現在、スポンサー離れやレギュラーツアーの減少といった課題を抱えている。試合数は1990年の44試合から、2024年にはわずか23試合と過去最少を記録。2025年も24試合にとどまる見込みだという。

この背景には、ほかのスポーツと違い、地域密着型のフランチャイズを持たないゴルフの構造的な課題があるのに加え、個人競技ゆえにスター選手の育成・支援も難しく、ファンとの距離が遠いことがスポンサー離れを加速させていると言われている。

一方、千葉県は全国2位のゴルフ場数(165施設)を誇り、所属プロも多く、ゴルフの環境としては非常に恵まれた地域。この地の強みを活かし、試合やイベントを通じて地元住民や企業、自治体を巻き込んだ地域活性を実現しようというのが、今回のGOLF VISION CUPの狙いだという。

SNS発信や実況配信など新たな試みも

千葉県プロゴルフ会は、すでに2025年に入り複数の大会を開催している。5月の「京葉カントリー俱楽部インビテーショナル」では、YouTuberの起用や実況中継を自前で行うなど、従来にない新しい施策も実施してきた。今後も、SNSでの情報発信やギャラリーの受け入れ、スポンサー連携強化など、プロゴルフと地域を結ぶ新たな道を模索していく方針だという。

大会概要

2025千葉チャンピオンシップ GOLF VISION CUP

  • 開催日:2025年7月29日(火)
  • 会場:ミルフィーユゴルフクラブ(千葉県長生郡長柄町長柄山1095-1)
  • 参加者:男子プロおよび研修生 約100名、アマチュア(ジュニア含む)約32名
  • 優勝賞金:70万円(シニア部門優勝者には10万円)
  • 大会公式サイトhttps://www.chiba-pga.com/

今後の開催予定(千葉県プロゴルフ会主催)

7月29日(火) 千葉県チャンピオンシップ(本大会)
2026年3月(予定) 千葉オープンゴルフトーナメント

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