静岡の川奈ホテルが世界ラグジュアリーホテルのネットワークに加盟

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リゾートとしてのあり方を再定義する

静岡県伊東市にある川奈ホテルとその付属ゴルフコースが、世界的ホテルグループ「Small Luxury Hotels of the World(SLH)」に、2025年11月1日付で正式に加盟した。

SLHとは

SLH は、世界90カ国以上、600軒超の小規模ラグジュアリーホテルで構成されるブランド。ひとつひとつが独自の個性と上質な滞在を提供することで知られており、加盟には厳しい審査と定期的な品質チェックが課されている。

歴史とクラシックな雰囲気 — 川奈ホテルの背景

川奈ホテルは、1936年(昭和11年)に開業し、今年で89周年を迎える戦前創業のクラシックホテル。創業者である大倉喜七郎が「英国の城」のような佇まいを求め、英国留学時代に憧れた貴族的ライフスタイルを具現化した建築やインテリアが特徴だ。暖炉、イタリア製大理石、シャンデリア、絵画や美術品などをふんだんに取り入れた館内は、お城のような格式と優雅さを湛えている。

また、この格式あるホテルに併設されるゴルフコースも名高く、海を望むシーサイドの2コース──1928年開場の大島コース、1936年開場の富士コース──を備える。特に富士コースは、世界ゴルフ場100選に選出された実績を誇り、プロトーナメントの舞台にもなってきた。まさに日本を代表するゴルフ場のひとつだ。

“世界基準”へのステップとして

川奈ホテルのSLH加盟は、日本国内にとどまらず、世界中の旅行者に向けた「クラシック × ゴルフ × リゾート」というユニークな価値を発信するための選択だ。長年にわたって守られてきた歴史、建築美、ゴルフコース、そして日本ならではの自然の豊かさ──それらすべてを揃えたホテルは数少ない。今回の加盟によって、国内外のラグジュアリートラベラーに対する認知と信頼をさらに高める狙いがある。

川奈ホテルで得られる体験 — “Classic & Sea & Golf” のすべて

  • 海と山に囲まれ、相模湾や 伊豆七島、富士山まで望める圧倒的な景観。
  • 戦前から守られてきた建築と調度品──暖炉、シャンデリア、大理石などが醸す“英国の城”を思わせる気品。
  • 名門ゴルフコース──海風やリンクスの地形、伝統設計による戦略性の高い18ホール。宿泊者専用の富士コースや、波の音が間近に迫る大島コースなど、リゾートゴルフとしての魅力も十分。
  • ホテル・ゴルフ・温泉・自然・リゾート、それらすべてを兼ね備えた“オールインワン”体験。

日本発の “クラシックゴルフリゾート” を世界へ

SLHへの加盟により、川奈ホテルは国内外のラグジュアリートラベラーにとって新たな選択肢となるだろう。歴史と環境の特異性、ゴルフコースの格式、そして日本ならではの自然美。それらすべてを味わえるこのリゾートは、いま改めて“世界が憧れるゴルフリゾート”と呼ぶにふさわしい。

また、日本のゴルフ文化やリゾート観光の魅力を国際的に発信する存在としても期待される。海外からのゲストが、クラシックホテルで過ごし、名門コースでラウンドする……。そんな“和と洋”、“歴史とゴルフ”の融合体験は、これからの新たな旅のかたちになりそうだ。

川奈ホテル公式サイト
https://www.princehotels.co.jp/kawana/

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