原因はスイング? クラブ? 課題を探れ!

ドライバーが思うように飛ばない――そんな悩みを抱えるゴルファーは8割を超えるという。「ゴルフの学び舎」を運営するクリアは、2025年8月にゴルフ経験者200名を対象とした「ドライバーに関する実態調査」を実施し、飛距離や方向性の課題、原因、改善行動、買い替え意向まで幅広く把握した。

8割以上が“飛ばない”と感じている現実
調査では、83.0%が「飛ばないと感じた経験がある」と回答。「常にある」「よくある」が46.5%を占め、飛距離不足は多くのゴルファーにとって共通の悩みになっている。一方で「ほとんどない」「まったくない」は17.0%と、飛距離に自信のある層は少数派だった。

原因のトップは“技術不足”
飛ばない理由として最も多かったのは「スイングの技術不足」(56.02%)。フェースの開閉、軌道のズレ、タイミングの乱れなど、ショット再現性に関わる技術的課題が中心で、「クラブ性能不足」と答えたのはわずか3%にとどまった。
最も多い悩みは方向性
ドライバーショットで特に多かった悩みは「方向性の安定性」(34.5%)。スライスやフックなどミスがスコアに直結することもあり、真っすぐ飛ばせないストレスが強く出ている。次点は「スライス」(22.5%)で、技術面だけでなくクラブスペックとのミスマッチが影響している可能性も指摘されている。「とにかく飛距離が出ない」(19.0%)と感じる層も一定数いた。
改善行動の中心は“独学”
改善方法として最も多かったのは「動画や雑誌を参考にした自主練習」(28.99%)。練習場での自主練(26.38%)と合わせると、約55%が独学で改善を試みている。一方、レッスンを受けている人は12.1%にとどまり、専門指導に頼らないゴルファーが多い実態が浮き彫りになった。
ドライバーへの満足度は44%、評価保留の声も多数
現在使っているドライバーに満足していると答えたのは44.0%。「弾道の安定」「打ちやすさ」「スイートエリアの広さ」などが理由として挙がった。一方、「どちらともいえない」が41.0%に達し、経験不足から性能を判断しきれないゴルファーも多い。
買い替え理由のトップは古さ
買い替えのきっかけは「古くなったと感じた時」が最多の47.5%。「試打で性能を実感した時」は16.0%にとどまり、価格が買い替えを躊躇させる背景もうかがえる。購入意向では61%が「良いものがあれば」または「1年以内に購入したい」と回答し、慎重ながら前向きな姿勢が見られた。
次に買いたいクラブは「ドライバー」が最多

次に購入したいクラブでは、「ドライバー」が39.0%でトップ。方向性・飛距離への期待が強く、技術革新の進むカテゴリーである点も人気の理由だ。購入時の重視ポイントは「方向の安定性」(48.0%)が最多で、購入後に期待する性能でも方向性がトップとなった。



飛ばない課題の改善には“スイング分析×クラブマッチング”が鍵
調査では、悩みの原因を「技術不足」と捉える一方で、独学に依存する傾向が明らかになった。飛距離と方向性を安定させるためには、
・スイングを客観的に分析すること
・自身に合うクラブスペックを選ぶこと
の2点が重要とされている。スイング解析とフィッティングを組み合わせることで、より安定したティーショットにつながると考えられる。
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