ゴルフに筋トレって必要? →絶対に必要です!
そう答えるのは、パーソナルトレーナーとして活躍する山下晃和さん。ゴルフに役立つのはもちろん、これからやってくる薄着の季節を堂々と胸を張って過ごすために、畳1枚分のスペースでできちゃうメニューを教えてくれました!
まずは基本のキ、普段はゴルフくらいでしか体を動かさないという方でも挑戦しやすいメニューをご紹介します。

ゴルフ好きのための宅トレポイントは3つ
・ゴルフの動きでも使う「体幹」を意識すること
・呼吸を止めないこと
・スピードや勢いをつけずにゆっくりやること
筋トレには多くのメリットがあります。特に自宅でできるメニューであれば、短い時間で手軽に体力強化でき、スイングに必要な筋肉を使い、鍛えることができます。これはゴルフの上達のみならず、結果としてスマートな身体づくりにつながるという利点もあるんです。ゴルフのスイングは全身運動であり、特に下半身、体幹、上半身の筋肉をバランスよく使う必要があります。筋肉を強化することでパワーが増して飛距離が伸び、体幹を鍛えることでスイング中の体の軸が安定。正確なショットを打てるようになるんです。
ゴルフは長時間歩いたり、何度もスイングを繰り返すため、筋肉をつければ疲労軽減と怪我の予防にもなります。結果的にラウンド後半でも疲れにくくなり、集中力も維持できるんです。ここで紹介する筋トレを組み合わせて行えば、ゴルフに必要な筋力を効率的に鍛えられます。余裕が出てきたら、ストレッチや有酸素運動も取り入れましょう。まずは10回ずつ3セットくらいから始めて、無理のない範囲で継続してくださいね!(山下)
①これくらいならできる!?/スーパーマン


【難易度★☆☆☆☆】スイングの安定性を高める肩、背中、お尻など背面の体幹を鍛えるトレーニング。腰痛予防にも効果アリ。うつ伏せになって両手足を伸ばし、息を吸いながら背中、お尻、ハムストリング(ももの裏)を意識して、両手足を同時に床から持ち上げる。これの繰り返し。目指せ、クラーク・ケント!
②左右の差を意識せよ!/デッドバグ



【難易度★★☆☆☆】両腕を天井に向かって伸ばし、両脚を太ももから上に伸ばす。息を吐きながら片方の腕を頭の上に伸ばし、同時に反対側の足を床へ伸ばして下ろすのを繰り返す。ひっくり返った虫(Dead Bug)に似た姿勢のため、このような名前に。虫の息になるまでがんばらなくてもOK!
③下半身の強化は最重要/スプリットスクワット


【難易度★★★☆☆】スイング時の体は、振り出しからフォローまで右足、左足とバランスが移動する動きとなる。そのため、下半身強化とともにバランス感覚を養える動きがとくに有効となる。足を前後に幅広く広げ、膝を90°曲げて上半身を落としていく。これの繰り返し。このとき、注意すべきは前に出した膝の角度。鋭角になりがちなので、90°を保つことを意識して曲げよう。
なお、ゴルフブロス編集部のヒゴシが挑戦したところ、このザマ……。

明らかに前足の膝が90°を保てていないので、可能であれば家族にチェックしてもらうか、スマホカメラ等で撮影して確認するといいと思います。
ここまでのトレーニングで音を上げていたら、スキルアップなんて、ましてやグリーンでポロシャツが映えるシェイプされたボディなんて夢のまた夢……。というわけで、次回は1畳あればできる手軽さはそのままに、トレーニング強度を上げた中級編をお届けします。
山下晃和
1980年5月21日生まれ。東京都出身。本業はタイクーンモデルエージェンシー所属のモデル。アメリカのトレーナー資格であるNASM-PESを所持し、ゴルフシミュレーターも設置している神奈川県横浜市の「和空間鍛錬場」というパーソナルジムにて、フィットネストレーナーとして活動中。自転車で30ヵ国以上を旅した猛者でもある。