日本シャフト、「N.S.PRO MODUS³ HYBRID HL」を10月1日発売

総合シャフトメーカーの日本シャフトが、ハイブリッドクラブ専用シャフト「N.S.PRO MODUS³ HYBRID」の新モデルとして、高弾道仕様の「N.S.PRO MODUS³ HYBRID HL(High Launch)」を2025年10月1日に発売すると発表した。
「N.S.PRO MODUS³ HYBRID」は、スチールとカーボンという異素材を融合した構造を採用。飛距離性能と操作性を両立したシャフトとして、これまでプロやハードヒッターから高い評価を得てきた。その中核となるのが、独自の複合構造である「Graphite On Steel Technology」と名付けられた、スチールにカーボンを貼り合わせる技術だ。これによって単体素材では実現できなかった適度な重量と高剛性、そして卓越した再現性を可能にし、PGAツアーでも信頼を得てきた。
新たに登場する「HYBRID HL」は、日本市場で増加しているヘッドスピード43m/s以下のセミアスリート層のニーズに応えるモデル。カーボン設計をイチから見直し、軽量な41インチスチールシャフトをベースにしながら、剛性と強度を両立するカーボン積層と革新的な接着層設計を施すことで、ナチュラルな剛性分布を実現した。

スチール特有のねじれの少なさによる方向安定性を保ちつつ、高弾道と飛距離性能を両立。また、薄肉設計により適度にシャフトがつぶれることでスピンコントロール性能が高まり、“つぶれ戻り”による厚みのあるインパクトも感じられる設計となっている。
実際に試打したゴルファーからは、「Sフレックスよりもしなり量が大きく、ボールをしっかりつかまえてくれる」といった声や、「同じ重量でもしなやかに感じられ、非ハードヒッターでも扱いやすい」という評価が寄せられているという。
ハイブリッドクラブの使用率が高まる中、「ウッド系では軽すぎる」「アイアン系では振り感が合わない」と感じる中・上級者にとって、「HYBRID HL」が新たな選択肢となりえるのは間違いない。高精度のスチール製造技術と高性能カーボンシャフトのノウハウを併せ持つ日本シャフトならではの設計で、スチール、カーボンに続く“第3のシャフトジャンル”の確立を目指すものとなるだろう。
製品情報

■ 価格:25,000円(税別)
■ 発売日:2025年10月1日発売予定
■ 公式サイト https://nipponshaft.co.jp/product/carbon/graphite_modus_hybrid_hl.php